サウジアラビアのエージェント#125は、このブログの事例の中で最もきれいな実績を持っています。4年間で555件の注文があり、返金はゼロです。これは運ではありませんし、彼のやり方は真似することができます。
旅行代理店やビザ代行の事務所には、何かを売るたいていの事業者がお金をかけて手に入れなければならないものが、すでにあります。パスポートを預けてくれるほど信頼してくれている人たちです。問題は、その人たちが机の向こうに座ったとき、ほかにどんな形で役に立てるかだけです。
どんな事業者か
サウジアラビアにある小さな旅行・ビザ代行会社で、2021年12月に私たちのもとに登録しました。以下の数字は2025年12月5日時点のもので、期間は4年です。
彼は主に再販パートナーとして活動しています。お客様の情報を集め、自分で申請を行い、自分の割引率で書類を仕入れて、お客様には自分で決めた価格を請求します。私たちから彼に支払うものは一切なく、彼の収入は、お客様への請求額と私たちへの支払額の差額です。
数字で見る4年間
| 支払い済みの注文 | 555 |
| キャンセル件数 | 0 |
| 月あたりの注文件数 | 約11〜12件 |
| 彼のお客様向け価格 | $120(本人の申告額) |
| 彼の現在の料率 | 47% |
サウジアラビアからの海外旅行には、これといった閑散期がありません。お客様は一年中、アジアやヨーロッパ、湾岸諸国へ出かけていき、注文の流れにもそれが表れています。大きな波ではなく細い流れが、毎月のように、4年間続いてきました。
キャンセルゼロの正体
555件の注文で返金が一度もないのは、説明が要るほど珍しいことです。そして彼の場合、その説明は魔法ではなく、手順にあります。
- 自分のウェブサイトのフォームでお客様の詳しい情報を集めるため、作業を始める時点で欠けている情報がない。
- 送信する前に、すべての申請を自分で確認する。
- 確認済みの正確なデータを、管理画面に手作業で入力する。一括アップロードも、お客様が入力した誤字だらけのフォームも使わない。
秘訣はそれだけです。返金の原因はミスであり、彼はミスが入り込む工程そのものをなくしています。これらの事例の中でほぼ完璧な実績を持つパートナーは、皆同じやり方をしています。
収支を正直に示す
デジタル版のみの書類の基本価格は、この4年間の平均でおよそ$40でした(2021〜2023年は現在よりやや低めでした)。現在の47%の料率なら、彼の仕入れ値は約$21なので、$120で販売すればマージンは$99近くになります。
これに555を掛けると、4年間でおよそ$50,000〜55,000、つまり月に約$1,100になります。1つの数字ではなく、あえて幅で示しているのには理由があります。彼は注文件数が増えるにつれて段階を上がってきたので、初期の注文は最近の注文より割引が小さかったのです。私たちがならした平均値をもとに、正確そうに見える数字を公表するつもりはありません。ここで誠実に使える単位は月あたりの金額で、ご自身の事務所と比べられるのもこの数字です。
ハイブリッドという部分は、思う以上に重要
ほとんどの場合、彼は自分で申請を担当します。しかし旅行とはそういうもので、手続きが終わる前にお客様がすでに出国してしまっていることもあります。
そんなとき、彼はやり方を切り替えます。紹介リンクやQRコードを送ると、お客様はどこにいても申請を済ませることができ、その注文も彼の管理画面に表示されて、自動的に彼の分として計上されます。こうした注文で得られるのは再販の上乗せ分ではなく紹介報酬なので、収入は少なくなります。しかし、そうしなければ収入はまったくなかったのです。
どちらの種類の注文も、管理画面の同じ一覧に並びます。別々に管理する手間も、突き合わせる作業もありません。お客様がそもそも移動中の人たちである代理店にとって、出発ゲートに販売を奪われずに済むことは、4年間で見れば確かなお金になります。
2つの稼ぎ方と、共通の段階制
パートナーが私たちと組む方法は2通りあります。お金の入り方が異なるので、数字を比べる前に、いま読んでいるのがどちらの方法の話なのかを確かめておく価値があります。
再販。書類をご自身の割引率で仕入れ、お客様には自由に決めた価格で請求します。差額はそのまま収入になります。お客様への請求はご自身で行い、IDAから支払いが発生することは一切ありません。収入は設定する価格次第なので、同じ件数を扱う再販パートナー同士でも、収入に大きな差が出ることがあります。
紹介。リンク、QRコード、または埋め込みフォームを共有します。お客様はIDAに直接注文し、IDAの価格で支払います。その代金の一部を、私たちから報酬としてお支払いします。価格を決めることもお金を扱うこともないため、1件あたりの収入は一定で、たいていは再販パートナーの上乗せ分より少なくなります。
どちらの方法にも同じ段階制が適用され、どの段階にいるかは、これまでの注文件数で決まります。
| 注文 | 適用料率 |
|---|---|
| 1件目 | 15% |
| 2〜10件目 | 30% |
| 11〜30件目 | 33% |
| 31〜50件目 | 35% |
| 51〜100件目 | 37% |
| 101〜300件目 | 40% |
| 301〜500件目 | 43% |
| 501〜1,000件目 | 47% |
| 1,001件目以降 | 50% |
再販パートナーにとって、料率は私たちに支払う価格からの割引です。紹介パートナーにとっては、注文代金のうち私たちがお支払いする報酬の割合です。同じパーセンテージでも、お金の流れる向きが逆になります。
ここからはっきり言えることがひとつあります。1件あたりの収入は、紹介より再販のほうが多くなります。このブログで再販パートナーの販売価格が分かっている唯一の事例では、マージンは書類1件あたり$99近くです。一方、スリランカの事例の紹介パートナーは、平均で1件あたり約$18です。紹介は1件あたりの手間がはるかに少ないため、どちらが適しているかは、制約になっているのが時間なのか客足なのかで決まります。
お客様に案内する3つの方法
窓口で。カウンターにQRコードを置く、WhatsAppでリンクを送る、確認メールに一文を添える。お客様は自分のスマートフォンで注文します。手間は最も少なく、誰も何かを覚える必要がないので、スタッフが入れ替わっても続けられます。
自社のウェブサイトで。シンプルな紹介リンクを置くか、私たちのウィジェット(自社のページに埋め込む注文フォーム)を使います。お客様はそのサイト上で入力と支払いをIDAの価格で済ませ、注文はご自身の分として紐づけられて届きます。埋め込みコードはエージェント管理画面でご自身で作成でき、キー1つにつき紐づけられるドメインは1つです。表示する言語と通貨も選べます。比較サイトや予約サイトを運営するパートナーの中には、まさにこの方法で設置しているところもあります。
お客様に代わって申請する。お客様からすでに預かっている書類をもとに、管理画面でご自身が申請内容を入力します。1件あたりの手間は最も多い一方、確実さでは群を抜いています。これらの事例でキャンセル率がほぼゼロのパートナーは、全員この方法をとっています。入力が正確なら、返金は出ません。
自社のシステムを運用していて継続的な注文量があるパートナーは、私たちのAPIと直接連携することもできます。これはセルフサービスの機能ではなく、別途の契約のもとで行うものです。十分な注文量があり、自社の予約システムやCRMから注文を作成したい場合は、ご連絡ください。詳しくご相談します。
お金が実際に届くまで
再販の場合、待つものは何もありません。代金はすでにお客様から受け取っており、仕入れ値も割引後の料率で私たちと精算済みだからです。
紹介の場合、お金は私たちから支払われます。その時期には、始める前に知っておきたいルールがあります。
- 注文がご自身の分として計上されるのは、販売当日ではなく、お客様の支払いからおよそ1か月後です。計上は毎日まとめて処理されます。
- 管理画面では、各注文が未払い → 計上待ち → 発行待ちと進んでいく様子を確認できるので、隠れているものは何もありません。
- 返金があると、計上は取り消されます。キャンセル率が最も低いパートナーほど収入の見通しが立てやすいのは、このためです。
- Cookieの有効期間は30日間です。お客様が今日リンクをクリックして3週間後に注文した場合も、ご自身の分としてカウントされます。
- 報酬の支払いは、PayPal、60種類以上の通貨での銀行振込、またはUSDTで行われます。
意外に思われることが多いので、前もって知っておいていただきたい制限がひとつあります。計上の対象は新規のお客様だけです。どのパートナーにも紐づいていないIDAアカウントをすでに持っている人は、ご自身のリンクを経由して来たとしても、次の注文がご自身の分になることはありません。紹介する相手のほとんどは私たちに一度も注文したことがない人なので、実際に困ることはめったにありません。それでも、管理画面で初めて気づくより、私たちから先にお伝えしておくべきだと考えています。
旅行・ビザ代行の事務所がこれに向いている理由
こうした事務所がすでに持っているものを見てみましょう。書類の手続きを必要とする人の安定した流れ、パスポートや個人情報を預けてもらうことが定着した習慣、データを集めるための確立された手順、そして何でも1か所で済ませたいと積極的に望むお客様です。
これを加えるのに、新しい能力は何も必要ありません。同じお客様に対して、フォームが1つ増えるだけの同じ仕事です。そしてデータ入力を自分で管理できるので、前述のキャンセルゼロという結果は、並外れて慎重なひとりのパートナーだけの特殊な例ではなく、ご自身にも本当に手の届くものなのです。
始め方
登録はhttps://idaoffice.org/ja/agent/register/から数分で完了します。購入するものも、インストールするものもなく、最低取扱件数もありません。
登録が済むと、管理画面で、注文と残高、紹介リンクとQRコード、自社サイトにフォームを置きたい場合のウィジェット作成ツール、そして現在の料率を確認できます。料率は注文件数が増えるにつれて、段階制に沿って自動的に上がっていきます。
必要なのは、努力というより一貫性です。これらの事例のパートナーは皆、同じごく平凡なことをしています。思い出したときだけでなく、その場面が来るたびに毎回この話をしているのです。
裏付け資料
管理画面のスクリーンショット:注文一覧と残高(個人情報は削除済み)。

ほかのパートナー事例
- スリランカの1店舗だけのスクーターレンタル店:8か月で販売355件、支払いの記録も公開
- マルタの人材紹介会社:5年半で書類720件
- ケンタッキー州のマルチサービス店:月3件の注文ペースで見るプログラムの実際
よくある質問
お客様がすでに出国していても使えますか?
はい。紹介リンクはまさにそのためのものです。お客様はどこにいても申請を済ませることができ、その注文もご自身の分として計上されます。ただし、その場合に得られるのは再販の上乗せ分ではなく紹介報酬なので、できる限り出発前にお客様をつかまえておく価値があります。
ビザ代行は旅行代理店より成果が出やすいのですか?
ビザ代行の事務所は、成約率が少し高いことがよくあります。お客様がそもそも書類の準備のために来ているからです。旅行代理店のほうは、たいていお客様の数が多めです。実際にはどちらでも成果は出ます。その差は、案内を毎回欠かさず行うか、たまにしか行わないかの差よりも小さいのです。
うちのお客様は価格に敏感です。いくら請求すればよいでしょうか?
それはご自身で決めることで、使える主な調整手段でもあります。この事例のパートナーは$120を請求していますが、彼の市場はご自身の市場とは違います。仕入れ値は基本価格から料率分を差し引いた額で、それを超える分はすべてマージンです。価格で勝負するなら、上乗せ分を小さくして件数を増やすやり方が合います。お客様がスピードと確実さを求めて来ているなら、その対価は払ってもらえます。
始めるにあたって、許認可や特別な法的資格は必要ですか?
いいえ。これまでどおりの事業者として営業を続けたまま、IDAの書類を扱うエージェントまたは再販パートナーとして活動する形です。請求書の発行や税金に関する現地のルールは、ほかに販売しているサービスと同じく、ご自身で守っていただく必要があります。所在地のルールで不明な点があれば、地元の会計士や弁護士にご確認ください。
お客様が受け取る書類とは、正確にはどのようなものですか?
IDAが発行する国際運転免許証です。お客様の自国の運転免許証に記載された内容を、標準的な多言語形式に翻訳したものです。自国の運転免許証とあわせて携帯するもので、その代わりになることは決してありません。また、受け入れられるかどうかは国によって異なります。このことはお客様にはっきり伝えてください。キャンセルが出ないのは、お客様の期待を正しく設定しているパートナーです。
お客様が返金を求めたら、どうなりますか?
注文は取り消され、ご自身への計上も取り消されます。申請内容は送信した後ではなく、送信する前に確認すべきだという、何よりも強い理由がここにあります。
現実的には、どのくらい稼げますか?
私たちの数字ではなく、ご自身の数字で掛け算してください。月に何人のお客様がこれを必要としそうかに、書類1件あたりのマージンを掛けます。このブログの事例は、月におよそ3件から、およそ44件までと幅があります。共通しているのは件数ではなく、日々の業務の一部として毎回必ず案内していることです。
ほかにも質問があります。
よろしければ、登録の前にご連絡ください。3か月目になってから何かに気づかれるより、今のうちにお答えするほうが、私たちにとってもずっと望ましいのです。
公開日 12月 06, 2025 • 読む時間:5分